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父の日に寄せて:世界の「ありがとう」を伝える日

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6月の第3日曜日は「父の日」。“ありがとう”を伝える日として、母の日と並ぶ大切な記念日です。父の日の歴史や祝い方は、国や文化によってさまざま。今回は、日本をはじめ、ポーランド、ジンバブエ、イギリス、アメリカ、フィジー、フィリピンの父の日について、少し旅をするようにご紹介します。

日本の父の日

日本では6月の第3日曜日が父の日。定番のプレゼントはネクタイやお酒、感謝のメッセージカードなど。保育園や小学校でも、子どもたちが似顔絵や手作りのプレゼントを用意して「おとうさん、いつもありがとう!」の気持ちを伝えることが多いですね。黄色いバラを贈る習慣があることをご存知でしょうか?これは「父の愛と尊敬」の象徴です。

ポーランドの父の日

ポーランドの父の日は6月23日と、日本より少し遅め。子どもたちは感謝のカードを贈ったり、手作りのプレゼントを用意したりします。学校では「Dzień Ojca(ジェン・オイツァ)」と呼ばれ、ちょっとしたイベントや詩の朗読も行われます。家族のつながりを重視するポーランドならではの、温かな祝い方が魅力です。

ジンバブエの父の日

ジンバブエでも6月の第3日曜日が父の日です。都市部ではアメリカやイギリスと似た祝い方をする家庭が多く、プレゼントを贈ったり、家族で外食したりすることが一般的です。一方で、農村部では、父親を労う言葉や祈りを捧げるような、より精神的な意味合いが強い日でもあります。家族の存在と感謝を再確認する日なのです。

イギリスの父の日

イギリスでも父の日は6月の第3日曜日に祝われます。カードやプレゼントを贈る文化は根強く、感謝の気持ちを手紙で伝えることを大切にしている家庭も多いです。カフェやパブでは「Father’s Day特別メニュー」が登場することも。親子でのんびり過ごす休日として、家族団らんの時間を大切にします。

アメリカの父の日

父の日が公式に祝日として制定されたのはアメリカが最初。1909年、ワシントン州に住む女性が、自分を育ててくれた父に感謝の気持ちを伝えたいと活動したことがきっかけでした。現在では、カード、プレゼント、バーベキューなど、家族イベントの一大行事。「父は家族のヒーロー」という意識が強く、子どもたちからの“Thanks, Dad!”の声があふれる一日です。

フィジーの父の日

フィジーでは、父の日は9月の第2日曜日。日付は異なりますが、内容は他国と似ており、教会での特別な祈りの時間や、家族での食事、手作りのカードなどが定番です。特にキリスト教文化が根強いフィジーでは、家族が神の祝福に感謝する一日でもあり、父親の存在に心から敬意を表す習慣があります。

フィリピンの父の日

フィリピンでも父の日は6月の第3日曜日。家族愛の深いフィリピンでは、この日を家族全員で祝うのが通例です。教会で祈りを捧げたあと、家庭で食卓を囲み、手作りのカードや小さなギフトを贈ります。また「家族写真を撮る」という習慣も人気で、笑顔あふれるひとときを残すことが大切にされています。

最後に

国や文化は違っても、「ありがとう」の気持ちは世界共通。お父さんに感謝の気持ちを伝えることで、子どもたちの心の中にも「感謝する喜び」が育っていきます。今年の父の日、Schoolでも子どもたちと一緒に“ありがとう”を持ち帰ります。

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