FunShine Academy では、外国人の先生と日本人の先生のペアティーチングで教えています。そして、ここは名前の通りInternational Schoolなので、色んな国の先生がいます。

外国人の先生は「ネイティブの方ですか?」という質問をよく受けることがあります。ここで働いている先生は、有資格者の外国人でネイティブの先生です。しかし、ネイティブといっても、国や地域によって発音やアクセントが異なります。

例えば、アメリカ人でさえもオーストラリア人の英語を理解できないことは珍しくありません。こういった背景で「アメリカ英語・イギリス英語の発音のみが英語です」と考える日本人の親御さんが殆どです。世界で働ける日本人を育てる上で、「アメリカ英語・イギリス英語」だけ話せる事はどれほど重要なのでしょうか?

私は幼少期、シンガポールで育ち、現地の幼稚園に行きました。そこでは多種多様な文化の中にも色んな国籍の先生がいて、年少時はインド人の先生、年中時はマレーシア人の先生、年長時はオーストラリア人の先生でした。その後、日本人学校に行きましたが、英語がずっと大好きだったので高校から本格的に英語で学ぶ事を決め、アメリカへ留学する事にしました。

最終的には、長かったアメリカでアメリカ英語が身につきましたが、英語を上達する上で、ネイティブのような発音は必ずしも重要ではないと考えます。

なぜなら世界のイングリッシュ・スピーカーのほとんどはノン・ネイティブであり、いろんな国の人とコミュニケーションをとるには、ネイティブのような発音よりも、グローバルな耳がなければコミュニケーションをとることが困難だからです。

アメリカで仕事をした時も、色んな国の人と一緒に仕事をしました。外資系で働いた時も世界中の人と一緒に仕事をしました。そこで必要なのは「どんな英語も聞き取る耳」です。

ネイティブのような発音とはどこの国の発音?

「ネイティブのような発音になりたい!」と思っている人は、実は「アメリカ人のような発音になりたい!」となんとなく思ってはいませんか?

なぜならアメリカ文化が日本に深く浸透しており、映画などの影響により、「グローバル=アメリカ文化」と思いこんでいる人は多いように感じます。

ネイティブ英語といっても67ヵ国もあり、国が違えば、ネイティブ同士でも発音やアクセントが違うため言葉が通じないことがよくあります。

そして「アメリカ人のような発音ができれば世界中で英語が通じる」と思っている人もいると思いますが、東南アジアで、「どこの国の英語がわかりにくいですか?」という質問をすると「アメリカ人」と回答するアジア人が多いのです。

ですから、アメリカ人の発音であっても、英語が通じにくいケースは珍しくありません。私自身も、東南アジアに行って英語を話すと聞き返される事が多々あります。アメリカ英語は東南アジア人にとって聞きづらい英語のようですが、多民族国家アメリカに行ってアジアのアクセントで話して聞き返される事はありません。

つまり、グローバルでビジネスを行うと、英語を話す人の中で、ネイティブスピーカーは6人に1人しかいません。ほとんどがノンネイティブです。

確かにアメリカ人のような発音で、英語を話すことができれば良いのかもしれませんが、世界中の人と話せるようになるには必ずしもネイティブのような発音は必要ではありません。

ネイティブのような発音よりも、いろんな国の英語を聞くこと

英語を学ぶ理由が「いろんな国の人とコミュニケーションができるようになること」であれば、ネイティブのような発音を身につける必要はありません。それよりも、グローバルな耳を身につけることが重要です。

グローバルな耳とは、ネイティブを含め、シンガポール英語、アラブ英語、インド英語、中国英語などいろんな英語を聞き取れるようになることです。

オーストラリア人の英語が聞き取れなかった体験

私の体験ですが、以前、仕事でオーストラリア出身のご主人を持つカナダ人の友人にご主人を紹介されて一緒に食事をし、彼らと談笑をしましたが、彼らの英語が所々理解できないことにショックを受けた経験があります。私は長年英語で仕事をしてきていますが、南半球の英語アクセントは経験不足で、グローバルな耳をもっておらず彼らの言葉が理解できなかったのです。

この体験からも、ネイティブであるということよりも、いろんな国の英語が理解できるグローバルな耳を持つことの方が大切であることがわかると思います。

英語学習でグローバルな耳を育てる

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日本にあるインターナショナルスクールの生徒の親御さんの中には「この先生は聞き取りづらいから、アクセントがあるからレッスンを受けたくない」という方がいらっしゃいますが、これはもったいないことです。

なぜなら、アメリカ人・イギリス人のみの教師のアクセントに慣れてしまって、他の外国人の話す英語をほとんど聞き取ることができなかったというケースは実際によくあります。

こうならないためにも、せっかく通っているインターナショナルスクール、もしくは英会話スクールでは下記をぜひポイントにしてください。

・男性教師も女性教師も両方いる
・若い教師も若くない教師もいる
・ネイティブもノンネイティブもいる
・いろんな国の教師がいる

このように、女性や男性、年齢や国など様々な人と話すことで、グローバルな耳を育てることができるのです。

グローバルな耳を育てるには、いろんな国の人と話すこと。

「インターナショナルスクールの教師はネイティブじゃないとダメだ!」

という考えを持っている人が多いですが、それは「アメリカ人・イギリス人の発音を身につける」ということがゴールのご家庭には必要なことですが、「世界中の人とコミュニケーションを取れるようになる事・世界で活躍する人になる事」と考えている人には、必ずしも必要ではありません。

世界中の人とコミュニケーションをとるには、グローバルな耳を養うこと。そのためにいろんなバックグラウンドを持った人と男女・年齢を問わず話す習慣を持つことが重要です。

参考までに、下記参照してください。

Mayumi Hayakawa

35 Accents in the English Language – YouTube

アメリカ・イギリスの各地方の違いから、イタリア・日本・広東語訛りまで。
この人はアメリカ出身なのでアメリカのその中の違い(時代の違いまで)にも敏感。

この人はロンドン出身なので、イギリスの各地方・各階層の発音の違いにも敏感。
世の中にはこういう才能を持ってる人がいるんだなと感心します。